先日10/30、細胞診のセミナーに参加してきました。

細胞診て何???という方がほとんどかと思いますので少し説明しますね。

細胞診は主に体にできたシコリに針を刺し(臓器にできたシコリに針をさすこともあります)、取れてきたものを顕微鏡で見て原因を調べたり診断をつけたりするポピュラーな検査です。

この検査は動物の苦痛も比較的少なく、臨床現場ではよく行う検査ですが、診断や判断に苦慮する場面もあり、病理検査の専門医に診断を依頼することもある検査です。

今回の講義では、ワンちゃんの造血器腫瘍(分かりやすく言うと血液関連の癌)で一番多いリンパ腫をメインに、細胞診のお話をしていただきました。

ワンちゃんではこの腫瘍の多くは体表のリンパ節が腫れることが多く、細胞診をよく行います。

しかし、腫瘍を疑って細胞診をしても、実際には腫瘍の特徴が乏しかったり、逆に腫瘍ではでないものが腫瘍の様に見えたりするケースもあり、その場でしっかりとした判断をしにくいケースもあります。

本講義を受講して、細胞診でリンパ腫を判断する際に専門医が見るポイントや判断の仕方をはじめ、この検査でリンパ腫の種類を診断する上での限界ラインを教わり、今後より一層、詳細な判断をすることができそうです。

また基本的な検査である血液塗抹検査(血液を薄く引き伸ばして顕微鏡で見る検査)においても、好中球(白血球の一つ)の区分について明確な線引きは教科書などには記載がなく、獣医師により判断のバラツキが出ることが比較的よくあります。

本講義では、教科書には載っていない判断基準を教えていただいたことで、今後は当院では獣医師による判断のバラツキがより少なくなるものと思います。

今後本セミナーで得た知識を、日々の診察に活かし、より良い診察ができるように努めたいと思います。

少し、専門的な話になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。